シンポジウム

(8月28日(土)15:00~17:00)

テーマ: 「個別最適化と創造性を育む教育と教育情報環境には何が必要か」

・コーディネータ:齋藤陽子(岐阜女子大学)
・学識経験者:  豊福 晋平(国際大学)
・教育委員会:  服部晃幸 (岐阜県教育委員会)
・小中学校 :  上水流 信秀(情報モラル教育研究所)
         鍋谷正尉(渋谷区立千駄谷小学校)
・企業   :  中野生子(Google株式会社事業戦略・教育政策部長)

 

【趣旨】

 “Society 5.0 時代”の新たな教育の技術革新は,多様な子供たちを誰一人取り残すことのない公正に個別最適化された学びや創造性を育む学びにも寄与するものであり,特別な支援が必要な子供たちの可能性も大きく広げるものです。これは,時間と距離の制約を取り払い,教育の平準化につながるオンライン教育は,海外との連携授業も視野に入ってきます。また,個別最適化で効果的に学びを支援していくためには,子どもたち一人ひとりの状況を把握し,学習,知識・技能の定着を助ける個別最適化(AI)ドリルの活用なども想定されます。

 特に,学習の記録をデジタルで記録することによって児童生徒自らが振り返り学習に活用する学習支援のための教育情報や,個別最適な学習指導・生徒指導を実現する指導改善。そして,大量の蓄積された教育情報を大学等で分析することによって教授法や学習法などの新たな知見を創出するなど,新しい学びを実現していくためには「教育情報の利活用」がキーワードとなります。

 また,新たな教育の技術革新により,学習指導要領のコード化がされ,学習履歴をデジタルで蓄積できる環境が整います。その結果として,過去の教育実践記録等の教育情報を学習指導要領のコードと関連付けて利活用することも重要であり,デジタル教科書やデジタル教材,デジタルアーカイブのコンテンツに学習指導要領コードを付与することで,関連資料を一覧で表示することもできます。

 デジタル教科書やデジタル教材,図書館や博物館をはじめとする外部コンテンツの活用を促し,社会の多様な力を教育現場で活用していくためにもこれらの教育情報環境が重要となります。

 GIGAスクール構想が掲げる「子どもたち一人ひとりに最適化され,創造性を育む学び」を実現するためには,このような教育情報の環境整備が欠かせません。 本シンポジウムにおいては,ハードの整備を含め教育情報を利活用する意義についてさまざまな視点から議論します。