シンポジウム

( 8月20日(土) 15:15~17:30 )

【テーマ】
教育情報学の地平を拓く
─教育DXの推進に向けて─

・パネリスト(五十音順)
荒木貴之( 情報経営イノベーション専門職大学/前ドルトン東京学園 )
  新しいスタイルの学びをマネジメントする視点・立場から
伊藤博康(株式会社内田洋行 執行役員 ICTリサーチ&デベロップメントディビジョン 副事業部長 教育総合研究所 所長)
  教育DXに関連する技術を推進する視点・立場から
登本洋子(東京学芸大学)
  新しい教授・学習法の実践・研究を推進する視点・立場から
元木章博(鶴見大学)
  特別支援教育を中心とした個別最適な学びを推進する視点・立場から
森雅生(東京工業大学)
  教育におけるデータ活用を推進する視点・立場から

・コーディネータ:野末俊比古(青山学院大学)

【趣旨】

 

本シンポジウムは、大会テーマ「教育情報学の地平を拓く ─教育DXの推進に向けて─」をそのまま掲げ、「教育DX」について参加者とともに考えることを趣旨とする。教育情報学のこれからにつながる議論の場となればと願っている。

コロナ禍を通して教育を取り巻く状況が大きく変わりつつある。とりわけデジタル化をめぐっては、転換期を迎えていると思われる。すなわち、当初は、オンライン(リモート)によって授業を実施せざるを得ないなど、目前の課題に何とか対応している状況が続いていたが、やがてオンライン授業ひいてはデジタル化のメリット・デメリットや向き・不向きなどが見えてくるにつれ、私たちは、デジタル化によって実現すべき教育とは何かという本質的な問いに向き合わざるをえなくなっている。

いわゆるウィズコロナやアフターコロナの世界を構想・構築する段階に至ったいま、デジタル化をめぐる個別的な課題を解決するに留まらず、教育におけるDXの推進という大きな流れに位置づけて全体像をとらえていくことが必要であろう。私たちに求められているのは、DXによって実現する「近未来の教育像」を見据えたうえで、ここから何をどのように進めていけばよいかという道筋を議論・形成していくことではないだろうか。

本シンポジウムは、上記のような認識に基づいて、教育情報学において「できること」「すべきこと」を追究していく契機となることをめざす。第一線で活躍される5名のパネリストに登壇いただき、それぞれの立場・視点から発言・討議を行なっていただくなかで、教育DXをめぐるさまざまな論点を提示し、教育情報学が今後において担う役割について「見取り図」を描くことを試みたい。

対面開催となる本シンポジウムにおいては、フロアからの質問・意見も積極的に受け付け、できるだけ多くの論点を取り上げることを心がけたい。必ずしも「答え」を急ぐのではなく、「問い」と「答えに向かうための素材・ヒント」を参加者とともに整理・共有する場となればと考えている。